パリカールの耳

寒いの苦手

着ぶくれ上等

暖かく



人間って勝手だから

音楽が流れていても

聴きたいところしか聴いてないというか

結構部分的に聴いていて

または自分の都合で聴いていない音があったり

そうと思えば

聞き流しているつもりで

ちゃんと聴こえている

よく分からないところがある

人によるし

同じ人でもタイミングによるし

気分による

できれば踊る人は

全部の音を聴いているほうがいい

音楽を感じているままが踊りになるので

そうでなくても

せめて

聴こえてないかもしれない自分に

自覚的な方がいい

聴きのがしたくないと思っていれば

聴こえる部分が増える

疑いなく聴こえてると思っていると

とりこぼしに

気づくチャンスがない

ような気がする



稽古というのは

自分が知覚できなかった何かを

かいま見るための手段

今はまだ感じることができないけど

この10分ほどの音楽と踊りのせまい世界は

まだまだ広いし深いし細密だ

そういう予感がしている間は

楽しいんだと思う

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