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丹後の山



今日のテレビは

ワイドなショーではじまり

いまはフィギュアスケート

機能するために磨きつくされた身体って

もうそれだけで

泣ける

あの美しい背筋よ



登頂とか

やりとげたとか

乗り越えた

みたいなこととは遠い感じで

終わった

やれるだけやってこれだけだった

本番で身の丈を知る



あー難しくって

大ピンチで

面白かったなー

引き出しをもっと多くして

どんな局面でも受けて立てるような

そんなひとにわたしはなりたい

それにしても稽古の時は

まったくといっていいほど笑って踊ってないのに

本番でどうして笑っちゃうのか



そして踊り終わると

吐きそうだったのがすっかりどっかいってる

人間ってそういう生き物だなと思う



下手でも

駄目でも

分からなくても

難しい技のときでも

ひとつの音も逃さず聴くしかない

舞台の上で色々あっても

音だけが助け

打合せしてその通りに歌ってもらう

そういうやり方もあるし

それでしかできないこともあるけど

私は

こういうことをやっていきたいんだよ

あーもーエキサイティングだった

大負けだけどね















































































































































































































































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